ポルトガル１部ポルティモネンセからＪ１神戸に期限付き移籍で加入したＦＷ川崎が１９日、キャンプ地の沖縄でオンライン取材を受け、「日本で結果を出したい。またやってやろうという気持ち」と決意を新たにした。

　Ｇ大阪の下部組織から２０２０年にトップ昇格を果たし、２１年夏に欧州へと羽ばたいたが、思い描いた活躍はできなかった。鎖骨を折り、さらに膝も手術した。復帰後もトップチームでの出場はかなわず、２３歳以下のチームでもがいているところに「神戸からオファーを出してもらった」。

　電撃移籍が発表された６日の新加入選手会見はフライト中で間に合わず、１０日のトレーニングキャンプ初日から合流した。欧州はシーズン中で「最初から強度高く入れた」。一発ギャグを披露するなどチームにもなじんできているという。

　サッカーができない時期はフィジカル面の強化に努め、「いろんなことを成長できた」と川崎。１６８センチと小柄ながらドリブルやチャンスメークが武器の２１歳は「最低５ゴール５アシストはしたい」と目に見える結果で力を証明する。