全国都道府県対抗男子駅伝で１０年ぶり優勝の期待がかかる兵庫は、事前に想定していた通りのオーダーが組めた。山口監督（須磨学園高教）は「選手それぞれが思い描いた通りに力を発揮してくれたら」と力を込めた。

　西脇工高の長嶋が区間賞に輝いた全国高校駅伝に続いて１区を担う。２区は全国中学校駅伝１区区間賞の新妻遼（平岡中）で、序盤で流れをつくりたい。３区目片（青学大、須磨学園高出身）は「中高生が強いので（一般区間の）僕たち次第で優勝を目指せる。前半はハイペースで後半は粘りたい」と意気込む。

　４区熊井（須磨学園高）、５区前田（報徳高）と高校生区間は５０００メートル１３分台の２人、６区は新妻昂（平岡中）と中盤も力のある選手がそろう。

　アンカーは４年連続で東京箱根間往復大学駅伝（箱根駅伝）を走った日体大のエース藤本（西脇工高出身）で、「どんな順位できても焦らないこと」と気を引き締めていた。

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■兵庫のオーダー

１区（７キロ）長嶋幸宝（西脇工高）

２区（３キロ）新妻遼己（平岡中）

３区（８・５キロ）目片将大（青学大）

４区（５キロ）熊井渓人（須磨学園高）

５区（８・５キロ）前田和摩（報徳高）

６区（３キロ）新妻昂己（平岡中）

７区（１３キロ）藤本珠輝（日体大）