バスケットボール男子Ｂリーグ２部（Ｂ２）西宮は３１日、西宮のトップスコアラー、デクアン・ジョーンズと、１部（Ｂ１）滋賀のジョーダン・ハミルトンが、互いのチームへ期限付きで移籍すると発表した。共に米国人フォワードの３２歳で、期間は今季終了まで。

　滋賀からの打診がきっかけで話が進み、ジョーンズも新天地での挑戦を望んだという。

　米マイアミ大出身のジョーンズは、米ＮＢＡのマジックや旧ナショナルリーグ千葉（現Ｂ１千葉Ｊ）などを経て２０２０年に西宮に加入。２０３センチ、１００キロの体格で強気にリングに向かい、３点シュートも得意とする。３季目の今季、１試合平均得点はチーム一の１６・２点だった。

　ハミルトンは２０１センチ、１０３キロで、得点能力が高く、ボール運びもできる。ＮＢＡのナゲッツやロケッツなどを経て、２０年から滋賀やＢ２熊本でプレー。今季は昨年１２月から滋賀で活動し、１試合平均１８・０点、３点シュート成功率３６・６％、６・８リバウンドを記録した。

　西宮は６季ぶりのＢ１復帰を目指すが、現在１６勝１９敗で東地区５位と低迷している。チーム一の点取り屋の移籍を受け、西宮の森山知広監督は取材に応じ「ＤＪ（ジョーンズ）の長くないキャリアを考えると、選手に誠実であることが大事。ハミルトンの役割はＤＪと変わらない。プレーのリズムなどは変わると思うが、別の見方をすればチームに緊張感が生まれる。それを起爆剤としたい」と説明した。

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■デクアン・ジョーンズのコメント

　「去るときは出会った時よりもいい場所に」という言葉がありますが、私がストークスに対してそれができたかは分かりません。ただ、西宮で過ごしたことで私自身が人としてよりよくなれたことは確かです。

　私にとって西宮は第２の故郷になったので、この旅立ちは少しほろ苦いです。チームメートは私にとって２番目の家族であり、この３シーズン、一緒にプレーするのにこれ以上の仲間はいませんでした。どんな色のユニホームを着ようとも、みんなを見捨てることは絶対ないですし、西宮ストークスをずっと応援し続けます。

　ブースターの皆さんも、私たち家族を温かく迎えてくれて本当にありがとうございました。ホームコートで皆さんの前でプレーできたことは本当に誇りに思います。

　舞台をＢ１の滋賀レイクスに移し、何が待ち受けているのかわくわくしています。これからもずっと、皆さんが私の心の大切な場所にい続けるように、私の旅路を引き続き共にしてもらえることを願います。

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■ジョーダン・ハミルトンのコメント

　ストークスのブースターの皆さん、こんにちは。今回ストークスのような素晴らしい組織の一員になれることにとてもワクワクしています。ストークスのユニホームを着て残りのシーズンを戦うことができ、本当に光栄です。選手とコーチングスタッフにとても感謝しています。

　きっとこれから皆さんとともに楽しみ、大きな衝撃と最高の瞬間を感じられるシーズン、そしてプレーオフになると思います。西宮に迎えてくれてありがとうございます。たくさん楽しみましょう。