フィギュアスケート女子で北京五輪銅メダルの坂本花織選手（２２）＝シスメックス、神戸学院大＝が２日、神戸市内であった２０２２年度神戸市スポーツ優秀選手の表彰式に出席し「いろんな選手と一緒に受賞できてうれしい。もっと活躍して、下（の世代）も成長していけるような環境づくりをしたい」と語った。

　本年度は７団体、５３選手が選ばれた。この日は、２６年ぶりの日本一に輝き「神戸市スポーツ特別賞」が贈られたプロ野球のオリックス・バファローズなどとともに表彰された。表彰式の開催は３年ぶり。

　坂本選手は、青森県であった国民体育大会冬季大会から１日に帰神したばかり。１月は世界ユニバーシティー冬季大会（米・レークプラシッド）など３試合を重ね、「気づかないうちに過ぎ去るぐらい充実していた」と振り返った。

　国体でも圧巻の演技で成年女子を制し、３位の三原舞依選手（２３）＝シスメックス、甲南大大学院＝とともに兵庫を都道府県成績１位に導いた。今春の大学卒業とともに現役を引退する同期も多く、「すごく寂しいけど、自分は次のオリンピックまで目指すと決めたので頑張りたい」。同世代の思いも背負い、３月の世界選手権（さいたま市）で連覇に挑む。