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バサラ兵庫の監督に就任した荒川友康氏(左から3人目)。国内外で指導経験が豊富だ=神戸市西区、バサラヴィレッジグリーン
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バサラ兵庫の監督に就任した荒川友康氏(左から3人目)。国内外で指導経験が豊富だ=神戸市西区、バサラヴィレッジグリーン

 サッカーの元日本代表FW岡崎慎司(シントトロイデン、宝塚市出身)が運営法人の理事を務める「FCバサラ兵庫」の監督に、岡崎が滝川第二高時代に指導を受けた恩師の一人で、アルゼンチン協会のS級コーチライセンスを持つ荒川友康氏(52)が就任したことが10日までに分かった。

 バサラ兵庫は昨季の関西リーグ2部を制した「FC EASY(イージー)02」(明石市)の譲渡を受けて発足し、今季から同1部に参戦する。

 千葉県出身の荒川氏は大学卒業後、単身アルゼンチンに渡り、指導者として経験を重ねた。2002年のワールドカップ(W杯)日韓大会では、名将マルセロ・ビエルサ氏が率いる同国代表の通訳などを務めた。大会後の7月、滝川第二高のコーチとなり、当時1年の岡崎と3年間を過ごした。

 その後、Jリーグの育成年代などを指導し、町田と京都ではトップチームのコーチに。並行してビエルサ氏との親密な関係は続き、チリ代表やリーズ(イングランド)の短期スタッフとして、昨年のW杯カタール大会後、日本代表の監督候補にも挙がった同氏を支えた。

 荒川氏は監督就任について「指導者としての残り人生を考えた時、大きなチャレンジをしたいと探していたところで呼んでもらった。大人のチームの監督は初めて。責任を伴うが、コーチとは全く違う」とやりがいを口にする。

 1月にはベルギーに渡り、岡崎と強化ビジョンを共有。「Jリーグ加盟を目指すが、選手が成長し、国内外でポジティブな移籍ができるようにしたい。大げさではなく世界に向けた考えでいる」と語った。

 チームの今季初戦は3月5日。天皇杯全日本選手権につながる兵庫県内の予選大会で、荒川氏は選手の特長をつかみながら戦術を落とし込んでいる。

あらかわ・ゆうこう】千葉県出身の52歳。大学卒業後の1993年、指導者を目指してアルゼンチンに渡り、当時2部だったクラブのコーチなどを務めた。2002年W杯日韓大会では同国スタッフとして帯同し、大会後、滝川第二高のコーチに就任。2005年からJリーグのコーチとなり、千葉の育成部門を皮切りに町田と京都ではトップチームを指導した。直近は小中学生年代のFCトレーロス(東京)のジュニアユース監督を務めた。

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