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県郡市区対抗駅伝で、故郷たつの市代表として力走する東海大の松尾昂来選手=加古川市内
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県郡市区対抗駅伝で、故郷たつの市代表として力走する東海大の松尾昂来選手=加古川市内

 駅伝の名門・兵庫県立西脇工業高(西脇市)でエースだった東海大3年の松尾昂来選手(21)=同県たつの市出身=が、度重なる故障を経て学生最後のシーズンでの復活を期している。主力として期待されながら、これまで大学三大駅伝には無縁。特に、次回で第100回を迎える東京箱根間往復大学駅伝(2024年1月2、3日)に懸ける思いは強い。

 たつの市立揖保川中から進んだ西脇工高では、3年時に全国高校総体5000メートルに出場し、県高校駅伝では1区区間賞を獲得した。全国高校駅伝と全国都道府県対抗男子駅伝でも1区を担い、兵庫の同世代をリードしてきた。

 東海大では2021年に1万メートルで28分21秒80をマークした。だが、同年秋の出雲全日本大学選抜駅伝前に左足を骨折し、欠場した。冬にも再び同じ箇所を骨折。22年の箱根駅伝ではエース区間の2区を走る予定だったが、出場を逃した。

 昨年夏には腰痛が悪化し、約半年間走れなかった。練習をきちんと再開できたのは昨年12月からだった。2月の兵庫県郡市区対抗駅伝では、4区区間20位と、まだ本調子には遠かった。

 苦しむ仲で心の支えとなるのが、同郷出身で同い年、東海大のエース石原翔太郎選手(21)の存在だ。岡山・倉敷高で全国高校駅伝優勝に貢献し、箱根駅伝では1年で3区区間賞、今年は2区で9人抜きの区間4位と快走。大会後、石原選手から「練習から誰も俺に付いてきていない」とチームに活を入れられ、刺激を受けたという。

 19年に箱根駅伝総合優勝を遂げた東海大の次回目標は、予選会を突破して本選のシード権獲得、さらに総合3位以内という。「石原の力にも劣らないセンスがあると信じている」と松尾選手。「石原のおかげで頑張れるし、僕の目標にもなる。けがなく練習を継続し、最終学年でトラック、駅伝でしっかり結果を狙いたい」と語った。

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