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日本タイトル奪取を目指して意気込むロリト麻理菜(左)と夫でトレーナーのレイさん=伊丹市のエスペランサジム
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日本タイトル奪取を目指して意気込むロリト麻理菜(左)と夫でトレーナーのレイさん=伊丹市のエスペランサジム

 プロボクシングの日本女子ミニマム級1位、ロリト麻理菜(29)=エスペランサ=が4月9日、大阪府豊中市の176BOXで日本同級王座決定戦に臨む。トレーナーとして支えるのは、フィリピン出身で元世界王者の夫レイさん(32)。夫婦は今月1日、伊丹市の所属ジムで会見し「ついにこのチャンスが来た。しっかり勝って、次のステージに進みたい」と二人三脚で高みを目指す。

■FBのメッセージに「食いついた」

 夫と知り合ったのは2020年。フェイスブックにレイさんからメッセージが届いたのがきっかけだった。「あなたのトレーナーを務めたい」と打診され、何者かを調べると元国際ボクシング機構(IBO=日本非公認)ライトフライ級王者だと判明。「これはチャンスだと食いつきました」

 レイさんからは基礎をたたき込まれた。「ガードを下げると、思い切りミットで殴ってくる」と苦笑い。競技への真摯(しんし)な姿勢と優しさに触れ、出会って3カ月で結婚した。

■神戸市出身、バスケで活躍

 ロリトの旧姓は浜田で、神戸市西区出身。学生時代はバスケットボールで活躍した。市立王塚台中から、当時全国大会にも出場していた須磨学園高に進学。森ノ宮医療大までプレーを続けた。

 卒業後、ダイエット目的で大阪のボクシングジムに通い始めた。すると「中途半端は嫌い」と練習に没頭するように。現在のエスペランサジムに移り、25歳の19年にプロデビューした。

 理学療法士として働く傍ら、ボクシングに関心を持ってくれる患者らの存在も励みに、毎晩練習に励む。ジムの橋本隆志会長は、ロリトの構えを初めて見たときにセンスを感じたといい「バランスが良く、パンチ力とスピードがある」。バスケット仕込みのフットワークも生き、6戦5勝1分けと無敗を誇る。

■「レイさんに並びたい」

 対戦するのは、日本ミニマム級5位の一村更紗(ミツキ)で通算16戦4勝11敗1分け。日本王座への挑戦歴もある相手を迎え、「気合が入る」とロリト。レイさんは「麻理菜さんは練習を真面目に頑張っている。勝てる」と太鼓判を押す。

 今回チャンピオンベルトを持ち帰れば、07年創設のジムで初の快挙。「レイさんが世界王者になったので、私も並びたい」という夢があるから、負けられない。

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