神戸市スポーツ協会と兵庫県サッカー協会は２６日、神戸・六甲アイランドの神戸レディースフットボールセンターのアドバイザーに、元日本代表ＦＷの永島昭浩氏が就任したと発表した。地元出身の永島氏は施設の活用や女子サッカー振興について助言するといい、同日の会見で「生まれ育った街で喜んでもらえるような活動を」と意気込んだ。

　同センターは２０１２年、女子利用を中心とした国内初のサッカー場として誕生し、ＷＥリーグのＩＮＡＣ神戸が練習拠点とする。２２年度で７５・４％にとどまる利用率のアップなどに向け、永島氏に白羽の矢が立った。

　今後は大会誘致やイベント開催、女子サッカーの情報発信などを目指す。かつてＪ１神戸のエースストライカーとして活躍した「ミスター神戸」は「素晴らしいお仕事をいただいた。園児を招いた取り組みなど、活用法を考えたい」と語った。

　会見に同席した県サッカー協会の高砂佳世副会長は「永島さんの知名度で女子サッカーの聖地を盛り上げられたら」と話した。（藤村有希子）