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神戸一筋12年の競技人生を終えた前川鐘平。名門で主将も務めた=神戸市東灘区御影浜町
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神戸一筋12年の競技人生を終えた前川鐘平。名門で主将も務めた=神戸市東灘区御影浜町
トップリーグで18季ぶりの日本一に輝き、笑顔を見せる前川鐘平。アンドリュー・エリス(左端)と共同主将を務め、ダン・カーター(右から2人目)を擁する神戸製鋼をまとめた=2018年12月、東京・秩父宮ラグビー場
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トップリーグで18季ぶりの日本一に輝き、笑顔を見せる前川鐘平。アンドリュー・エリス(左端)と共同主将を務め、ダン・カーター(右から2人目)を擁する神戸製鋼をまとめた=2018年12月、東京・秩父宮ラグビー場

 ラグビー・リーグワン1部、神戸のフランカー前川鐘平が現役引退を決断した。在籍12年の生え抜きで、前身の神戸製鋼から社員選手として活躍した34歳。4月末の会見で「やりきった」と晴れやかな表情を浮かべ、フィールドに別れを告げた。

 大阪市出身。東海大仰星高(現東海大大阪仰星高)から東海大に進み、2011年に入社した。同じポジションには2学年上の橋本大輝氏がいて「スペシャルフランカー。その背中をずっと追いかけてきた」と目標としていた。

 17年度から就いた主将も、5季連続で務めた橋本氏の後任だった。共同主将制となった18年度のトップリーグ(TL)と日本選手権では、元ニュージーランド代表のアンドリュー・エリス氏とともにチームをまとめ、優勝に導いた。

 公式戦の出場数は97。大柄な海外勢とも体をぶつけ合い、近年はけがが続いた。モチベーションを高く保っても「どうしようもない感じになってしまった」と、178センチ、100キロの肉体が悲鳴を上げた。

 今季の神戸はTL時代を含めて過去最低の9位に沈み、若手の台頭が欠かせない。社業に専念する前川は「自分の特長を出して取りにいかないとレギュラーにはなれない」とエールを送った。(有島弘記)

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