マイアミ戦に向けて展望を語る神戸の吉田監督=神戸市西区、いぶきの森球技場((c)VISSEL KOBE)
マイアミ戦に向けて展望を語る神戸の吉田監督=神戸市西区、いぶきの森球技場((c)VISSEL KOBE)

 昨季J1王者の神戸は7日、東京・国立競技場で米プロリーグMLSのマイアミとのプレシーズンマッチに臨み、今季初めて観客の前で実戦を公開する。アルゼンチン代表FWメッシら豪華タレントを擁する相手に対し、吉田監督は「(24日のリーグ)開幕に向けていい準備の位置付けだが、今どれだけできるのか試すいい機会」と意気込む。

 1日まで沖縄キャンプを行った神戸イレブン。優勝メンバーと新加入選手の融合を図り、MF佐々木は「共通意識を持ってできた。練習試合もいい感触で、チームとして進んでいる」と明かす。

 永井スポーツダイレクター(SD)が掲げた「2チーム分」の補強方針で選手層が厚くなり、競争も激しくなっている。昨シーズン8得点の佐々木は「自分のストロングを出して存在意義を表現したい。結果(ゴール)にフォーカスしたい」と、マイアミ戦もアピールの一環とする。

 指揮官も「多くの選手を送り出したい」と宣言。公式戦に比べて大幅に多い14人の交代枠を活用し、チームに刺激を与える。(有島弘記)