■ランニングや陸上競技の魅力伝えるインフルエンサー「走るのが好き、魅力伝える」
-SNSで「ランニングライフ」を発信している。いつ頃から走り始めたのか。
小さい頃から走るのが好きで、鬼ごっこに熱中したり、自転車をこぐ友達に走って付いたりするうちに速くなった(笑)。中学で陸上部に入って800メートルの中距離を専門に走り、高校は強豪の白梅学園(東京)に進学。日本体育大学4年生の時、日本学生選手権(インカレ)で800メートル5位入賞、初出場を果たした日本陸上競技選手権では2分7秒71の自己ベストを出して夢の決勝進出を果たした。自分の可能性を感じ、陸上が本当に好きだと思える最終学年だった。
-その後は。
没頭した反動からか、実業団の誘いは断って、競技人生は10年で終えることにした。未練がなかったわけじゃないけど、楽しい、うれしいと思えているうちに引退しようと。ただ大学卒業後、ヨガのインストラクターとして新たなスタートを切ったものの、うつ病を発症し勤めていた会社も辞めた。そんな時、「またフォロワーに発信してみたら」と、ランニング系インフルエンサーの先輩、三津家貴也さんが声をかけてくれた。専門が同じ800メートルで学生時代から交流があり、心身の不調から立ち直る経験もされていた。