サッカー女子WEリーグで、初めての外国出身監督としてINAC神戸レオネッサを2季率いたスペイン生まれのジョルディ・フェロン氏(46)が、5月末で退任した。当初は「内向的」な日本人の気質に戸惑ったが、試行錯誤しながら熱くチームを引っ張り、好成績に導いた。「情熱の国」の指揮官は「日本のレベルは高い。海外に行かなくても成長できる」と女子サッカー界にエールを送る。(初鹿野俊)
スペインの名門バルセロナの下部組織で育ち、サラゴサなどでプレー。2000年シドニー五輪では銀メダルを獲得した。15年から指導者となり、母国で三つの女子クラブを指揮し、23年7月にINAC神戸にやってきた。