神戸-京都 前半、シュートを放つ神戸の大迫(左)=ノエビアスタジアム神戸(撮影・鈴木雅之)
神戸-京都 前半、シュートを放つ神戸の大迫(左)=ノエビアスタジアム神戸(撮影・鈴木雅之)

 明治安田J1百年構想リーグ第12節の13日、西のヴィッセル神戸はノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で京都サンガFCと対戦し、ンドカのゴールで1-0で下して5試合ぶりに勝ち点3をつかんだ。10勝6敗(うちPK戦2勝3敗)とし、首位名古屋と勝ち点31で並んだ。得失点差で2位。

 重苦しい本拠地の空気を一瞬で変えた。6試合ぶりに先発した神戸のDFンドカが、終盤に空中戦を制して決勝点。苦境のチームをよみがえらせ、優勝に望みをつなぐ勝ち点3をもたらした。

 開始から攻め続けてもゴールが遠く、あわや失点という場面の後だった。後半33分、CKを起点に投入直後の満田が前方へ浮き球パス。ゴール前でンドカが相手との競り合いに勝ち、高い打点を見せた。大歓声がとどろく中、膨らんだ髪を味方にもみくちゃにされた。

 本拠地で岡山に3失点で完敗して中2日。神戸は先発6人を入れ替え、負傷欠場した主将の山川に代わり、「いい準備はできていた」という今季加入のンドカが3バックの右を担った。

 前半、神戸は前線からプレスを効かせ、自陣ゴールに寄せ付けず。左右のクロスで揺さぶって一方的に攻めた。後半は相手に好機を増やされたが、耐えてチャンスをものにした。

 アジア・チャンピオンズリーグ・エリート後の4戦は1得点9失点と絶不調に陥った神戸。スキッベ監督は「攻守ともにコンパクトに、速く正確にパスを回してシュートを枠に入れる」と原点回帰を誓っていた。

 勝ち点で首位と並び、残すは敵地での2戦。ンドカは「最低限の仕事ができた。神戸は勝たないといけないチーム」と力強く語った。(井川朋宏)