決勝で日大三を破り、初優勝を飾った沖縄尚学。兵庫出身の2人の3年生も貢献した。■三塁コーチ・田中彪斗 背番号15の田中彪斗(あやと、芦屋市立山手中出身)はプロ野球・阪神の田中秀太内野守備走塁コーチの次男。「野球が強く文武両道」と沖縄尚学に進み、今大会は父と同じく三塁コーチを務めた。「消極的にならないように心がけている」という走者への指示は、決勝でもぶれない。同点の六回2死二塁。浅い左前打に右腕を回し、勝ち越し点へ導いた。■伝令役・田淵颯士郎 背番号13の田淵颯士郎(神戸市立長峰中出身)は今大会で、伝令役を任された。この日は失策で流れを失いかけた四回と九回のピンチにマウンドへ走った。「攻めたプレーの結果だから仕方ない。切り替えていこう」。笑顔で味方の平常心を取り戻し、チームはいずれも無失点で切り抜けた。 伊志嶺部長は「田中は大事な場面での決断力がある。明るい性格の田淵は声を聞くだけで元気が出る」と評価。寮で同部屋という2人は「沖縄尚学に入って良かった」と声をそろえた。(伊田雄馬) 【阪神・田中秀太内野守備走塁コーチ(沖縄尚学・田中彪斗選手の父)の話】 サポートで一生懸命やっていた。メンバーに入れて最高の夏になったのではないか。みんな試合するごとに力を発揮していた。親子で日本一になれたら。