少子化による学校再編で、3月末で歴史を閉じる豊岡市と香美町の3小学校で23日、閉校式や記念行事があった。児童や住民が校歌を歌い、大空に風船を飛ばして、地域とともに歩んできた母校に別れを告げた。(丸山桃奈、長谷部崇)
創立150年の寺坂小(豊岡市出石町日野辺)は、4月に福住小(同町福住)に統合される。現在の児童数は25人だが、統合後は96人となる。
閉校式で、赤木慈郎校長は校長室の片付けでこれまでの卒業文集を見つけたエピソードを紹介。学校と保護者、住民が一緒になって地域の宝である子どもたちを育ててきたことが分かったとし、「新たな学校生活を充実させ、未来を切り開いて」と児童たちにエールを送った。
























