コウノトリのひなの足に識別用の足輪を付ける獣医師や飼育員たち=豊岡市赤石
コウノトリのひなの足に識別用の足輪を付ける獣医師や飼育員たち=豊岡市赤石

 豊岡市赤石のコウノトリの人工巣塔で5月30日、但馬地域で今シーズン初めて、ひなに個体識別用の足輪を付ける作業が実施された。県立コウノトリの郷公園(豊岡市祥雲寺)の獣医師と飼育員が巣からひなをいったん運び出し、足輪の装着や検温、遺伝情報の採取などをした。全国では18カ所目で、作業はこの時期に集中するという。6月末にかけて100羽余りに足輪を取り付ける。(阿部江利)