役者絵や但馬各地の風景などを描いた画家で、旧城崎町の職員だった故藤野つとむ(本名力)さんの回顧展「城崎を愛した男」が、朝来市山東町楽音寺のヒメハナ公園で開かれている。藤野さんが暮らした豊岡市城崎町湯島の家は、昨年5月の火災に巻き込まれて全焼し、保管していた作品も失われたが、回顧展のために預けていたものは難を逃れた。今月25日まで。(小日向務)
藤野さんは1931年、旧城崎町に生まれた。武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)で学び、小磯良平に一時師事したという。城崎町に就職し、観光ポスターの絵などを描いた。映画やテレビドラマのロケなどの対応もしたとされる。
退職後の80~90年代には画家として精力的に活動し、大阪市や神戸市などで個展を開いた。海外で制作旅行に励み、大阪市美術展やカナダ美術展などで受賞した。神戸新聞の連載をまとめた書籍「城崎物語」の挿絵も手がけた。2017年に死去している。























