丹波篠山市役所
丹波篠山市役所

 丹波篠山市は19日、4月1日付の人事異動と組織改編を発表した。1月に発生した能登半島地震などを受け、消防防災体制の強化を図るため、市民生活部に新たに防災・消防交通担当部長のポストを設けた。また、市史編さん事業で、市民と共に調査研究を進める「地域編」の編集作業の本格化などに合わせ、中央図書館内にあった市史編さん室を「市史編さん課」へ昇格させた。人事異動の対象者は204人でほぼ例年並み。(堀井正純)

 来年地元で催す「丹波篠山国際博」へ向けて、観光交流部では臨時職員を含め2人を増員。新設する市史編さん課は、事務所を中央図書館から市西紀支所へ移転する。組織スリム化のため、課税課と収税課を税務課に、教育委員会社会教育課と文化財課を社会教育・文化財課にそれぞれ統合する。

 同市は「来年の国際博開催や、子育ていちばん政策など主要施策の推進、行政課題への着実な対応を進めるため、組織・人員体制を整えた」と説明している。

 3月末の退職者は30人で、新規採用者も同じく30人。職員数は465人となる。副課長級以上の管理職は107人で、全体の23・0%。管理職の女性比率は27・1%で、前年度より3・1ポイント増えた。

 異動対象者は次の通り。