スキー、そり遊び、百人一首-。家庭に眠っていたひな人形が、のびのびと冬を過ごしている様子を眺めることができる「丹波・佐治福よせ雛(ひな)」が兵庫県丹波市青垣町佐治周辺の16カ所で開かれている。町歩きをしながら、ひな人形が織りなす物語を楽しめる。22日まで。(井原尚基)
東海~中国にかけての7県32会場で開かれている「第16回福よせ雛」の一環。同市では2022年から毎年開かれ、住民で作る実行委員会と地元のNPO法人「佐治倶楽部(くらぶ)」が主催している。
23年からは年ごとに青垣の「春」「夏」「秋」がテーマに選ばれ、今年は四季を締めくくる「青垣の冬」を主題にしたひな人形が、旧宿場町の古民家や商店などに並ぶ。
このうち、実行委員会の代表を務める衣川百合香さん(丹波市柏原町柏原)の父の生家「衣川會舘(かいかん)」では、雪山を上るリフトのほか、スノーボードやそり滑りを楽しむひな人形が勢ぞろい。麓ではぼたん鍋を囲む人形も見つけることができる。
洋品店「昭和堂」では、ミラノ・コルティナ冬季五輪フィギュアスケートで金メダルに輝いた三浦璃来(りく)選手(同県宝塚市出身)と木原龍一選手の「りくりゅう」ペアがひな人形で再現されている。時事にちなんだ人形を毎年出展しているという同店の依田昌則さん(85)は「訪れた人に喜んでもらえることが私の楽しみ」と話す。
また、眼鏡店「アオクラ」の青倉克哉さん(59)は、針金とフィルムテープでサングラスを作り、ひな人形が雪かきをしている様子を表現。ほかにも、各施設で実行委メンバーや各店の関係者が工夫を凝らして制作した作品を楽しむことができる。
午前10時~午後4時。施設によっては定休日がある。無料。詳細は「佐治福よせ雛」のインスタグラムから。

























