トランプ米大統領の27~29日の来日を前に、東京都内は厳戒態勢に入った。警視庁は最大約1万8千人態勢で警備に当たり、26日は警戒の様子を報道陣に公開。トランプ氏は昨年7月に屋外で演説中に建物の屋根から銃撃されており、高所からの狙撃を警戒する。単独でテロを計画し実行するローンオフェンダー(LO)による攻撃を防ぐため、不審者への職務質問も強化する。
東京・赤坂の米大使館周辺では26日、警察官が通過車両の検問を実施し、運転手の身分証や車体底に不審物が取り付けられていないかを確認。大使館方向への車両侵入を防ぐ柵も設けられていた。警備犬も植え込みに爆発物がないか探索した。
検問は、首相官邸や宿泊先の周辺でも実施。トランプ氏の移動に合わせ、都内では交通規制が行われる予定で、車両突入を防ぐため警察車両も活用する。利用者が多い東京駅など主要駅は、テロの標的になり得るため、警察官が警戒に当たる。
有事に備えて、サブマシンガンを扱う緊急時初動対応部隊(ERT)や爆発物処理・化学防護部隊などを配置する。

























