【ソウル、北京共同】韓国文化体育観光省は20日、中国政府が韓国側にマカオで24日に開催予定だった日中韓文化相会合の暫定的な延期を18日に通知してきたと明らかにした。延期の理由は示していないというが、存立危機事態を巡る高市早苗首相の国会答弁に対する対抗措置とみられる。

 中国外務省の報道官は20日の記者会見で「日本の指導者が台湾に関して公然と誤った発言をし、日中韓協力の基礎と雰囲気を破壊した」と述べた。また南アフリカで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に出席する李強首相が「日本の指導者と会談する予定はない」と話し、高市首相と会談する可能性を重ねて否定した。