尼崎市で25日に開かれるプロ野球・阪神タイガースのリーグ優勝報告会を巡り、主催する市は無料入場券の転売を確認し、注意喚起している。市は市民約3千人を抽選で招待するとしており、「転売禁止はチケットに明記している。発覚すれば退場の可能性がある」と促している。
報告会は2軍球場・日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎(同市杭瀬南新町3)であり、藤川球児監督をはじめ選手数名が参加してトークショーなどを行う。市や尼崎信用金庫などが実行委員会を担い、市民約3千人を抽選で無料招待する。
無料入場券は今月5~11日に申し込みを受け付け、14日に当落の結果が通知された。市などによると、チケット売買サイトで1件の転売を確認。2枚出品され、1枚3千円と設定されているという。
出品者の説明書きには「都合がつかなくなったため出品します。当日の住所の確認等はないとのことで紙チケットがあれば入場可能です」と記載。20日午後4時時点で未購入となっている。
2年前の日本一とリーグ優勝報告会は市民千人を無料招待したが、入場券の発券と本人確認を現地で行い全員の入場完了まで約2時間を要したという。市産業政策課は「3千人をチェックするのはかなり難しく手の打ちようがない。誰かがもうけるためのイベントではないことを認識してほしい」と話している。(金 旻革)
























