【モスクワ共同】ロシアのラブロフ外相は19日、欧州諸国の有志国による「ウクライナ多国籍軍」の創設方針について、ウクライナ領土を軍事的に利用し、ロシアに対する脅威をつくるための「厚かましく挑発的な試みだ」と非難し、欧州をけん制した。ロシア外務省が発表した。
ラブロフ氏は訪問先のエジプトで記者団に応じ「欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)加盟国全ての意見を反映していない」と指摘。8月に米アラスカ州で行った米ロ首脳会談の合意から「米国が逸脱する理由が見つからない。欧州の干渉は必要ない」と語った。
プーチン大統領は19日の大規模記者会見で、ロシアとしては妥協して米国の提案に同意したと主張した。
























