各地の受刑者が作る刑務所作業製品の売上高が4年度連続で増加したことが4日、公益財団法人「矯正協会」刑務作業協力事業部への取材で分かった。新型コロナウイルスの影響などで2020年度に過去最低の約3億6900万円に落ち込んだが、24年度は約8億1200万円にまで回復。販売価格の見直しや交流サイト(SNS)による広報で若者層に浸透したのが奏功した。
刑務作業は、規律ある就業態度の習得や集中力の育成が目的で、木工や裁縫、伝統工芸品など幅広い製品を作る。25年6月の拘禁刑導入で義務ではなくなったが、今も改善指導の中心とされる。製品は「CAPIC(キャピック)」のブランド名で、各地の刑務所併設の販売所やインターネットで購入できる。
同事業部によると、売上高は21年度が約5億600万円、22年度が約5億9900万円、23年度が約7億5600万円と右肩上がり。最盛期には及ばないが、9億円超だったコロナ禍前に近づきつつある。地元デザイナーとの連携も好評で、福岡刑務所(福岡県宇美町)は女性用の革製品を扱う。























