大阪府庁に登庁する、府知事選で3選を決めた吉村洋文氏(右から2人目)=9日午前
 大阪府庁に登庁する、府知事選で3選を決めた吉村洋文氏(右から2人目)=9日午前

 大阪府知事、大阪市長の出直しダブル選から一夜が明けた9日、知事選で3選を決めた吉村洋文氏(50)と、市長選で再選された横山英幸氏(44)は、日本維新の会が本拠地で掲げる看板政策「大阪都構想」の3度目挑戦に向け始動した。来年4月までの任期中の住民投票実施を目指し、都構想の具体的な制度案をつくる法定協議会の設置を急ぐ考えだ。

 法定協議会を設置するには府市両議会の議決が必要となる。維新以外の会派も含め、広く議会の理解が得られるかどうかが当面の課題となる。

 吉村氏は9日、府庁で記者団に「議会の賛同がないと協議会は立ち上げられない。理解が得られるよう丁寧に進める」と強調。横山氏は市役所で「頂いた票がそのまま私への全面的な賛同ではないことも真摯に受け止める」と指摘した。

 都構想は、過去2回の住民投票でいずれも僅差で否決された。吉村、横山両氏は3度目挑戦を争点に掲げて出直し選に出馬。一方、主要政党はいずれも候補者擁立を見送った。