慰霊碑に手を合わせる三幸製菓の牛腸栄一社長=10日午前、新潟県村上市
 慰霊碑に手を合わせる三幸製菓の牛腸栄一社長=10日午前、新潟県村上市

 米菓大手三幸製菓(新潟市)は10日、新潟県村上市の荒川工場で2022年に6人が死亡した火災から4年になるのを前に慰霊式を開いた。牛腸栄一社長らが慰霊碑に手を合わせ、献花。式典後、牛腸社長が取材に応じ「改めてお悔やみを申し上げる。安心安全を一番に掲げて今後も向き合いたい」と話し、火災以降、安全教育の徹底などの対策を取ってきたと説明した。

 火災は22年2月11日深夜に発生。せんべいなどを製造する建物約8800平方メートルを全焼し、当時20代の男性社員2人と60~70代だった女性アルバイト従業員4人が死亡した。他にも1人が負傷した。

 県警は24年2月、業務上過失致死傷の疑いで最高経営責任者(CEO)だった佐藤元保氏(55)ら当時の幹部4人を書類送検。新潟地検が捜査している。

 一方、新潟労働局も同月、必要な防火措置を講じなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いで同社と佐藤氏を書類送検したが、地検は25年2月に不起訴処分とした。