【ベルリン共同】第76回ベルリン国際映画祭の授賞式が21日(日本時間22日)開かれ、コンペティション部門の最高賞の金熊賞に、トルコの芸術家への弾圧を描いたイルケル・チャタク監督の「イエローレターズ」が選ばれた。日本画家の四宮義俊監督が手がけたアニメ「花緑青が明ける日に」は受賞しなかった。

 「イエローレターズ」は、首都アンカラで暮らす演出家で大学教授の夫と俳優の妻が政治的弾圧に遭い、夫の故郷へ移り住む物語。芸術家夫婦が政治に翻弄され、家族関係にもひずみが生じる様子を鮮烈に描き出した。

 「花緑青-」は、神奈川県の海沿いの町を舞台に、再開発で立ち退きを迫られた花火工場を巡る若者たちの物語で3月6日に全国公開される。