重点評価対象の5火山
 重点評価対象の5火山

 政府の火山調査委員会は24日、定例会合を開き、重点的に評価する対象の雌阿寒岳(北海道)や霧島山(宮崎、鹿児島両県)など国内5火山について、現在の状況や活動推移を議論した。昨年6~9月にかけて噴火した新燃岳を含む霧島山は「やや活発な状態が続いており、水蒸気噴火が起きる可能性がある」として火山ガスの調査分析や、火口近くでの地震や空振の観測が必要だと指摘した。

 雌阿寒岳は一部の火口の噴気活動が活発だと評価。過去の小規模噴火を踏まえて「静穏化には噴火後おおむね半年から1年程度を要する見込みだ」とした。

 会合後、記者会見した清水洋委員長(防災科学技術研究所センター長)は「直ちに噴火の切迫性が高まる傾向や、噴火の規模が拡大し住民避難が必要になるなどの兆候が認められる火山はなかった」と強調した。

 他は十和田(青森、秋田両県)、草津白根山(群馬県)、三宅島(東京都)。評価対象は国内111火山から、直近1年間に噴火したものや、活動に変化があり推移の評価が必要なものから毎年選ばれる。