中高生サッカーの脳振とうの原因
 中高生サッカーの脳振とうの原因

 中高生のサッカーで脳振とうが起きた原因は、選手同士の競り合いなどでバランスを崩して転倒し、地面に頭をぶつけたケースが最も多かったと、日本スポーツ振興センターや筑波大のチームが8日までに発表した。他選手との接触そのものが原因となったケースより多かった。災害共済給付制度に申請があった脳振とう事例約3千件を分析した。

 チームは、指導者への注意喚起や、けがをしにくい「受け身」の指導などを推奨している。結果は日本体力医学会の機関誌に掲載された。

 2012~22年の災害共済給付申請データ約70万件から脳振とう3343件を抽出。分析すると他選手との接触がきっかけとなったケースが約70%を占めた。

 さらに直接の原因を調べると、最も多かったのは、他選手と接触後に地面にぶつけた1344件(40%)。他選手との接触なしに地面にぶつけたケースも加えると半数近くに上る。他選手とぶつかったことが直接の原因となったのは980件(29%)、ヘディングなどボールとの接触は677件(20%)だった。