能登半島地震や奥能登豪雨で流入した土砂が堆積する農地=16日、石川県輪島市
 能登半島地震や奥能登豪雨で流入した土砂が堆積する農地=16日、石川県輪島市

 2024年元日の能登半島地震と同9月の豪雨で大きな被害が出た石川県の奥能登4市町(輪島市、珠洲市、能登町、穴水町)の農地で、流入した土砂の撤去など復旧が完了したのは4割にとどまることが21日、各市町への取材で分かった。豪雨の発生から21日で1年半。二重被災のダメージは今も大きく、復旧が長期化した場合、離農が加速する状況が懸念されている。

 各市町が把握する地震と豪雨での被災農地は輪島市が384ヘクタール、珠洲市は140ヘクタール、能登町185ヘクタール、穴水町207ヘクタールで、合計916ヘクタール。これに対し、土砂の除去や地割れの修復など復旧が完了したのは、輪島市が157ヘクタールで41%(昨年12月時点)となっているほか、珠洲市は67ヘクタールで48%(今月時点)、能登町が70ヘクタールで38%(同)、穴水町は90ヘクタールで43%(同)だった。合計では384ヘクタールで、42%にとどまる。