路傍や庭先に茂る雑草として知られるゼニゴケを、社会課題の解決に役立てる。そんな研究に神戸大学大学院を中心としたチームが挑んでいる。日本の食料自給から、気候変動を招く二酸化炭素(CO2)の削減、はては宇宙開発まで、幅広い応用が期待できるという。(那谷享平)
■異例の成長速度、3週間で250倍
ゼニゴケは全国に広く分布し、人家周辺のじめじめとした場所に生えやすい。花や茎、根などの区別はなく、5億年前に水中から陸上に進出したばかりの頃の植物に近い構造を持つとされる。
クローン増殖が可能で、うまく育てれば3週間で250倍の大きさに成長。遺伝子組み換えの技術も確立され、他の植物よりも実験と検証のサイクルを早く確実に回すことができる。
























