【ロンドン共同】英国国教会で25日、最高位聖職者であるサラ・ムラーリー・カンタベリー大主教(63)の就任式が行われた。1400年以上の歴史を持つカンタベリー大主教に女性が就くのは初めて。ムラーリー氏は看護師を経て聖職者になった異色の経歴を持つ。

 前任のウェルビー大主教は、国教会関係者による少年らへの虐待問題に絡み辞任した。ムラーリー氏は説教で「被害者を心に留め、正義への取り組みを続けなければならない」と強調した。

 式はカンタベリー大聖堂で営まれ、ウィリアム皇太子夫妻やスターマー首相ら約2千人が出席した。英国国教会の最高統治者は国家元首が務める。流れをくむ聖公会は世界中に8500万人の信者を抱える。