日航ジャンボ機墜落事故で犠牲となった辻昌憲さんの墓標に手を合わせる板鼻昭さん(手前)と妻文子さん=29日午前、群馬県上野村
 日航ジャンボ機墜落事故で犠牲となった辻昌憲さんの墓標に手を合わせる板鼻昭さん(手前)と妻文子さん=29日午前、群馬県上野村

 1985年に520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故の現場、群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」に続く登山道が29日、冬の閉鎖期間を終え開通した。ふもとに設置されたゲートが昨年11月中旬以来5カ月半ぶりに開かれると、遺族や関係者が尾根を訪れ、犠牲者に祈りをささげた。今年8月で事故から41年となる。

 遺族らでつくる「8・12連絡会」事務局長の美谷島邦子さん(79)は、次男健さん=当時(9)=の墓標にオルゴールを供え、音色を響かせた。音楽好きだった健さんに思いをはせ「聞いてくれたかな」とつぶやいた。