千葉県鴨川市で計画中のメガソーラーの工事現場=3月(鴨川の山と川と海を守る会提供、ドローンから)
 千葉県鴨川市で計画中のメガソーラーの工事現場=3月(鴨川の山と川と海を守る会提供、ドローンから)

 千葉県鴨川市で計画中の大規模太陽光発電所(メガソーラー)を巡り、事業者が無許可で伐採した山林約2・4ヘクタールの復旧にめどが立っていないことが7日、県への取材で分かった。県は植林するなどして復旧することを工事再開の条件としているが、険しい地形のため、大半の地点で事業者が示した計画を承認できていないという。事業の先行きが不透明さを増している実態が明らかになった。

 許可されていない土地で伐採した原因について、事業者側が開発区域の目印としていたくいを、測量用に設置していたくいと見誤って伐採を進めたためだと県に説明していることも判明。くいの混同や、くいの目印としていた旗が倒れているのに気付かないまま伐採を続けるなどして面積が拡大し現地確認も不十分だったとしている。

 事業者は無許可で伐採した13カ所のうち4カ所で植林の準備を始めたが、9カ所は急峻な地形で復旧が難しい状況という。

 鴨川市のメガソーラーを巡っては昨年10月以降、開発許可を得ていない山林の伐採が相次いで発覚。県は事業者に行政指導した。