ブリュッセルにあるEU本部=4月29日(ロイター=共同)
 ブリュッセルにあるEU本部=4月29日(ロイター=共同)

 【ブリュッセル共同】日本と欧州連合(EU)は7日、閣僚級による「ハイレベル経済対話」をブリュッセルで開いた。会合後に発表した共同声明によると、戦略物資の安定確保へ協力を進めることで一致した。重要鉱物や防衛・宇宙産業、電池などの分野で連携を深める。日本は会合で、EUが検討する「欧州製」の電気自動車(EV)を優遇する政策の修正も求めた。

 赤沢亮正経済産業相は対話後に記者会見し「日本製のEVが排除されることへの懸念を(EU側に)強く伝えた」と述べた。

 日本とEUは昨年7月の定期首脳協議で、経済安全保障や産業の強化で包括的に連携する枠組み「競争力アライアンス(同盟)」を創設。今年4月に「防衛産業対話」の初会合を開くなど具体化を進めている。

 日本政府や産業界は3月に発表されたEUの「産業加速法案」を懸念する。購入支援の対象となるEVは、EU域内での組み立てを条件にするといった内容で、日本車への打撃を危ぶむ。