【ワシントン共同】米議会上院は13日の本会議で、米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長にウォーシュ元FRB理事(56)を起用する人事案を賛成多数で承認した。15日に任期が切れるパウエル現議長の後任として就任する。中東情勢の緊迫化を背景とする原油高でインフレが加速しており、難局での船出となる。
政策金利の方向性を巡るウォーシュ氏の姿勢は判然としない。2006~11年にFRB理事を務めた当時は、物価安定を重視して金融引き締めに積極的な「タカ派」とされた。だが、トランプ大統領が即時利下げへの支持が新議長選びの試金石だと公言した選考過程で、トランプ氏の利下げ路線を支持したとされる。
ウォーシュ氏は4月に開かれた人事承認を巡る上院の公聴会で、利下げを支持するかどうか聞かれ、明言を避けた。これまでは、人工知能(AI)が生産性を高めて物価上昇を抑える効果を軽視すべきではないなどと主張し、利下げの余地を認めるような発言もあった。利下げは景気を刺激する半面、物価上昇を加速させる可能性がある。























