【ジュネーブ共同】大西洋を航行中だったクルーズ船「MVホンディウス」でネズミなどの齧歯類が媒介する「ハンタウイルス」の集団感染が起きたことを巡り、世界保健機関(WHO)は13日、収集した証拠を分析した結果として「船内で人から人への感染が起きたことを示唆している」との見解を示した。
WHOは、乗船前に感染した乗客が船にウイルスを持ち込み、船内で人への感染が起きたとみて調査している。AP通信によると、船での最初の発症者は出発地アルゼンチンでバードウオッチングに参加し、ごみ処理施設なども訪問していた。
オランダの会社が運航するMVホンディウスは10日、スペイン領カナリア諸島テネリフェ島に到着し、乗客ら約120人の下船作業を終えた。
船でハンタウイルス感染が確認される前に途中で降り各地に移動した乗客も数十人おり、WHOは各国と連携し移動経路や濃厚接触者の有無など追跡調査を続けている。
これまでに確認された船の感染者は9人。ほか2人に感染の疑いがある。この計11人のうち3人が死亡した。























