スマホやパソコンを使った地方税納付の推移
 スマホやパソコンを使った地方税納付の推移

 スマートフォンやパソコンなどのデジタル端末を使い、自動車税や固定資産税といった地方税が納付された件数が、2025年度は1億1284万件だった。総務省が1日明らかにした。1億件を超えたのは初めて。納税額は約19兆1千億円で、25年度地方税収の見込み額の4割に当たる。23年4月から全国統一のQRコードが導入され、決済アプリでのキャッシュレス納付が可能になり利用が伸びた。

 QRコードを用いた納付が可能な自治体数は、26年1月時点で1783に上った。残る5自治体も26年度中にも導入の見通し。担当者は「従来より手軽で、場所を選ばずに納付できるようになり、未納の抑制にもつながっている」としている。

 デジタル端末を使った地方税の納税は、19年10月から地方法人2税など一部の税目で開始。23年4月に全ての税目が対象となった。

 ただ、金融機関などから納税証明書の提出を求められた場合、窓口や郵送などを通じて紙で入手する必要があり、不便を訴える声が出ていた。与党税制改正大綱では、電子的に取得できるよう取り組む方針を示した。