IOCのコベントリー会長=2月、イタリア・ミラノ(共同)
 IOCのコベントリー会長=2月、イタリア・ミラノ(共同)

 【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)が2036年夏季五輪の開催地を、29年の総会で決定する方針を固めたことが17日、分かった。近年の開催地の選定は、将来開催地委員会と理事会が候補地を一本化する方式が定着。100人超のIOC委員が参加する最高議決機関の総会は事実上追認するだけになっていたが、関係者によると、複数の最終候補の中からIOC委員の投票で選ぶ方式が復活する可能性もあるという。

 36年大会には、インドやカタール、サウジアラビア、トルコ、ハンガリーなどが興味を示している。

 IOCは五輪招致熱の冷え込みを受け、19年に開催地選びの仕組みを大幅に変更。有力都市を「一本釣り」する方式に転じた。オーストラリア・ブリスベンが選ばれた32年夏季大会などでは、将来開催地委員会と理事会が候補を一本化した。

 ただ、選考過程が不透明だとの批判や、IOC委員の関与が乏しいことへの疑問の声もあり、昨年6月に就任したコベントリー会長の下で見直しを進めてきた。