伊藤忠商事が、離島のインターネット高速化につながる無線通信システムの提供を始めた。大容量のデータをやりとりできる高い周波数帯の電波を使う。光ファイバーケーブルの敷設と比べ、工事の時間や費用を減らせるといい、山口県の浮島(周防大島町)で今年採用された。家庭だけでなく、デジタル端末の配備が進む学校での活用も見込み、他地域での展開を目指す。

 事業は子会社の「伊藤忠ケーブルシステム」(東京)が担う。イスラエルの「セラゴン・ネットワークス」の機器を仕入れ、地域のネット接続サービスを手がけるケーブルテレビ局に売る。5キロ圏内の離島や遮蔽物のない山間部を対象とする。