将棋の「伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦」(神戸新聞社主催)7番勝負第2局の前夜祭が14日、神戸市北区、有馬温泉の「有馬グランドホテル」で開かれ、藤井聡太王位(23)=竜王、名人、棋聖、棋王、王将=と挑戦者の伊藤匠二冠(23)=叡王、王座=が、ファン約60人を前に抱負を語った。
2人は拍手で迎えられて登壇。藤井王位は「有馬のお湯をゆっくりとお楽しみいただければ幸いです」とファンを笑わせた。伊藤二冠は「有馬に来るのは初めて。日本3名泉として知られる素晴らしい湯を楽しみにしてきた。疲れを癒やして、明日よい状態で対局に臨める」とほほえんだ。
第2局に向け、藤井王位は「(第1局で敗れて)伊藤二冠の強さを感じた。反省点を踏まえ、一手一手より深く考え、最後まで熱戦をお見せできるよう、全力を尽くしたい」。伊藤二冠は「見応えのある将棋を指せるよう、一手一手を大切に積み重ねたい」と抱負を語った。
第2局の展望を探るトークショーでは、長谷川優貴女流三段(30)=明石市出身=が聞き手を務めた。立会人の福崎文吾九段(66)は、両対局者の関係性をNHK大河ドラマの「豊臣兄弟」に例えながら「時代を象徴する2人」と熱戦を期待した。
副立会人の山崎隆之九段(45)は「『一手一手』という言葉がお互いから出たことに、慎重さを感じた」とし、第2局の構図について「先手番の伊藤二冠が相掛かりで、藤井王位が受けるのでは」などと予想した。
(安藤真子、小林伸哉)























