双子のジャイアントパンダ、シャオシャオ(右)とレイレイ=1月、東京都台東区の上野動物園
 双子のジャイアントパンダ、シャオシャオ(右)とレイレイ=1月、東京都台東区の上野動物園

 日本からジャイアントパンダが姿を消して27日で半年になる。パンダの貸与を外交カードに使うとされる中国は、高市早苗首相の台湾有事を巡る発言に反発を強めており「ゼロパンダ」解消は難しい状況だ。日中関係に翻弄される自治体の誘致活動は低調になった。東日本大震災の復興のシンボルとして誘致を続ける仙台市は、断念も含め検討する。

 今年1月27日、東京・上野動物園のシャオシャオとレイレイが日本を出発した。翌日、中国に引き渡され、返還が完了。日本のパンダは1972年に日中国交正常化を記念し贈られて以来、初めてゼロ頭となった。誘致を続ける仙台や東京都、茨城県は両国関係の悪化で活動が停滞する。

 仙台は2011年9月、当時の市長が中国に貸与を要望した。同12月の日中首脳会談で中国側は「積極的に検討したい」と事実上同意した。

 市担当者は「仙台にパンダが来ると本当に思っていた」と振り返るが、12年の日本政府による沖縄県・尖閣諸島国有化に中国が反発し暗転した。