社会保障国民会議の実務者会議=29日午前、国会
 社会保障国民会議の実務者会議=29日午前、国会

 飲食料品の消費税減税を議論する超党派の社会保障国民会議は29日、実務者会議を開き「中間取りまとめ」に合意した。2027年4月から2年間限定で税率を1%に引き下げる与党案を明記する一方、現金給付を優先する野党の主張にも言及した。

 高市早苗首相や担当閣僚らが出席して29日午後3時から開催する「親会議」に中間取りまとめを報告し、減税の最終判断を首相に委ねる。これをもって国民会議はいったん議論を終結する。

 自民党は30日に臨時役員会を開き、首相(自民総裁)から党幹部に減税への意見集約を指示する方向で調整している。党内の手続きを経て、8月上旬に減税の方針を閣議決定する運びだ。

 与党案では、消費税減税と併せ、1%分の税収に当たる年6千億円を中低所得者に給付して「実質ゼロ」とする。

 実務者会議の議長を務める自民の小野寺五典税制調査会長は「最終的な意見は一致しなかったが、実質ゼロを目指すことは今でも大事な考え方だ」と述べ、与党案の実現に重きを置く考えを示した。会議終了後、記者団の取材に応じた。