靖国神社=4月21日、東京・九段北
 靖国神社=4月21日、東京・九段北

 自民党の鈴木俊一幹事長ら党幹部は、15日の終戦の日に東京・九段北の靖国神社をそろって参拝する方向で調整に入った。関係者が14日、明らかにした。他に参拝するのは有村治子総務会長と西村康稔選対委員長。自民幹部が個別に靖国神社を参拝するケースはあるが、そろって参拝するのは異例だ。

 高市早苗首相(党総裁)は、終戦の日に合わせた参拝を見送る方向だ。自民幹部の参拝は、保守層への配慮を示すことや、将来的に首相が参拝するための環境整備の狙いもあるとみられる。

 中道改革連合の小川淳也代表はX(旧ツイッター)で「戦没者追悼に政治的立場の違いはないが、近隣諸国との関係や外交への影響の責任も問われる。与党幹部がそろって参拝するのであれば、なおさら影響が懸念される」と指摘した。

 関係者によると、党四役の小林鷹之政調会長も共に参拝することを検討したが、地元千葉県での大雨対応に当たるため、取りやめるという。

 首相の参拝取りやめは韓国や中国との関係など、外交上の配慮が必要だと判断したもようだ。