静岡県警本部
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 静岡県発注の河川防災対策工事の入札を巡り、県土木事務所職員が逮捕された事件で、落札業者が非公表の「調査基準価格」とほぼ同額で入札していたことが15日、県警への取材で分かった。県警は業者側が職員から入手した予定価格を基に調査基準価格を推定したとみて調べている。

 県警は14日、官製談合防止法違反などの疑いで、県袋井土木事務所工事課班長山本雅朗容疑者(57)を逮捕。他に公競売入札妨害容疑で、土木建築業「アキヤマ」(同県磐田市)の取締役2人も逮捕した。

 県警によると、防災対策に伴う橋の架け替え工事の一般競争入札2件。1件は、下回るとその金額で工事を適正に行えるか調査対象となる調査基準価格が税抜き約2億9700万円だったが、アキヤマは1万円だけ高い額で落札し、工事は既に実施。もう1件は下限額相当の「最低制限価格」と同額の税抜き約5200万円で落札。その後、再入札となり別の業者が落札した。

 逮捕容疑は今年2月、3人で共謀し、2件の入札で、山本容疑者がアキヤマ側に予定価格を教えて落札させ、公正な入札を妨害した疑い。