日銀の小枝淳子審議委員は15日、熊本市で講演し「利上げに過度に慎重になることはない」と述べ、今後も政策金利の引き上げを続ける姿勢を強調した。利上げ時期については「適時に調整していくべきだ」と述べるにとどめた。
日銀は9月の金融政策決定会合で政策金利を1・25%程度に引き上げることを決めた。今月29、30日に次回会合を控えており、市場では次の利上げ時期への関心が高まっている。
小枝氏は、利上げの判断に際しては、景気を熱しも冷ましもしない「中立金利」を念頭に置くとした。中立金利は「1%よりは相応に上である」と指摘。日本の潜在成長率などを踏まえれば「2%を超えているという見方もあるかと思う」とも述べた。市場には、日銀が中立金利と同程度まで政策金利を引き上げるとの見方がある。
小枝氏は、国内経済の現状は「総じてみれば、引き続き悪くない」と分析。物価については「幅広い価格上昇が続いている」との見方を示した。
























