アルメニアの首都エレバンで開かれたCOP17の会合。最終日に合意文書を採択した=10月30日(国連の中継から)
 アルメニアの首都エレバンで開かれたCOP17の会合。最終日に合意文書を採択した=10月30日(国連の中継から)

 アルメニアの首都エレバンで開かれた国連生物多様性条約第17回締約国会議(COP17)は最終日の30日深夜(日本時間31日未明)、2030年までに自然の損失を食い止め回復に転じさせるとの国際目標について「対策を加速できなければ、達成は不可能だとの深い懸念を表明する」とした合意文書を採択した。取り組み強化の道筋を「エレバンパスウェー」としてまとめた。

 各国は22年のCOP15で、30年の目標と達成のための取り組みをまとめた「昆明・モントリオール生物多様性枠組み」に合意しており、COP17では初の進捗評価が最大の論点だった。合意文書は、枠組みによってかつてない規模で世界的に対策が進んだとした一方「目標達成に向け、良い傾向よりも悪い傾向が多く示されている」と指摘した。

 軌道修正のため、各国に対し、対策に必要な費用や技術といった実施手段を明確にし、情報共有することを呼びかけた。