日中連絡ルートの構図
 日中連絡ルートの構図

 中国軍機の日本領空への侵犯が初めて確認された8月、日中両政府が防衛当局幹部間のホットライン(専用回線)の使用を見送っていたことが判明した。防衛当局者同士の事前協議を経ないと回線が使えないという内部の運用規定がハードルとなった。偶発的衝突を防ぐ危機管理がおぼつかない状況だ。