世界遺産「明治日本の産業革命遺産」が登録10年を迎える中、構成施設を抱える自治体や企業の苦悩が深まっている。施設は自然劣化が進み、高額な保全費用が重い財政負担としてのしかかる。有識者が国主導で財源を確保するよう訴えるのに対し、政府内で予算拡充の動きは乏しい。専門人材の確保も課題で、打開策は見いだせていない。
世界遺産「明治日本の産業革命遺産」が登録10年を迎える中、構成施設を抱える自治体や企業の苦悩が深まっている。施設は自然劣化が進み、高額な保全費用が重い財政負担としてのしかかる。有識者が国主導で財源を確保するよう訴えるのに対し、政府内で予算拡充の動きは乏しい。専門人材の確保も課題で、打開策は見いだせていない。