ベトナム・ハノイ、ホーチミン
 ベトナム・ハノイ、ホーチミン

 ベトナムが将来の労働力人口維持を図る政策を次々に打ち出している。女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は2024年、過去最低を記録。共産党指導部は焦燥感を募らせ、子どもを原則2人までに制限する「二人っ子政策」を廃止し、公立学校の授業料無償化を決めた。ただ近年の経済成長で晩婚化が進み、効果を疑問視する声が上がる。(共同通信ハノイ支局=松下圭吾)